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映画「ザ・コーヴ」が次々と上映中止に…深刻な事態です

3日昼までは上映はほぼ行けそうと予測されていたイルカ漁批判の映画「ザ・コーヴ」だが、急転直下、緊迫した事態に至った。配給会社への街宣抗議は裁判所の仮処分が出て止まっていたのだが、今度は映画館への抗議が始まったのだ。映画館はもともと、観客の安全と興行第一だから、攻撃には弱いと見られていたのだが、やはりというか、次々と陥落。既に東京のメインシアター2館が全滅、大阪も1館が上映中止となった。

どんな抗議がなされているかというと、まず電話による集中抗議。いわゆる「電トツ」だ。そのうえにネットで今度は街宣の日時を予告する。そうすると映画館は耐え切れずに、予告された街宣予定の前夜に中止を発表する。3館とも全く同じパターンだ。街宣がある前に、おびえた映画館が「自粛」するという形である。

既に東京は全滅なので6月26日の公開はなくなったが、横浜、さらに地方にも電トツが広がっており、今後も降りる映画館が出てきそうな雰囲気だ。2年前の映画「靖国」騒動の時は、一部大阪を除いてほぼ全滅になったが、このままいくとそれに近い状況になりそうだ。もちろん配給会社も手をこまねいてはおらず、近々対抗策を打ち出すようだ。

3日夜の上映中止発表から新聞・テレビも大きな報道を展開している。朝日新聞は例えばきょう5日は朝刊で中止拡大をストレートニュースで伝え、夕刊で掘り下げた解説をさらに行うという具合。内容もかなり正確だ。NHKも第一報からかなりの扱いで経緯を報じている。

こうした報道を受けて、事態に危機感を持つ人も増えており、上映中止の映画館には「中止に抗議」する電話も入り始めているという。「靖国」の時は、報道を受けて世論が盛り上がり、新聞・テレビもキャンペーンを張ったおかげで、途中から潮目が大きく変わった。今回も攻撃は全国の映画館に拡大しており、このままでは壊滅的事態となるが、事態がどうなるかは報道の推移や世論の高まりによるといえよう。事態は進行中であり、ここ1週間で流れが決まるといえる。

こうした事態を受けて、6月9日の『創』主催の中野での上映会も申込が殺到している。
当日は、予定していた内容を変更し、冒頭で多数の表現者が顔をそろえて「上映中止に反対する会見」を行うことにした。悠長に作品の中身を論じている場合ではなくなったからだ。映画には批判的な論者も、上映を圧殺するのには反対だとしている。
マスコミの取材依頼も殺到しているが、基本的に報道関係者も一般と同じ1000円を払って入ってもらうことにする。映画上映中はもちろん撮影不可だが、会見やシンポについては取材は自由で、ネットでの生中継も行いたいと思う。

この日本の騒動は海外でも報道されているが、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞して海外ではほとんど上映された映画が、日本でこんなふうに封印されていくというのは、日本の「言論表現の自由」がいかに脆弱かを世界中に知らしめているわけだ。こんなことが前例になっていくと、問題作といえるような映画作品は事実上上映できなくなってしまう。

まだ中止を決めずにがんばろうとしている上映予定の映画館は「ザ・コーヴ」公式サイトで公開されている。
「上映をやめろ」という電話がかかっているが、今後は「がんばれ」という激励の電話も増えていくと思う。

明日か明後日にはジャーナリストや映画監督らの抗議声明が出る予定だし、週明けには様々な言論団体も意思表示を始めると思う。この1週間は極めて重要だ。
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