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これまでの経緯

※この記事は、随時補足・更新をしています。
 更新履歴:2010-06-22 下記の2項目を末尾に追加しました。
      ●6月19~23日 上映予定の映画館をめぐる激しい攻防
      ●6月21日 弁護士会館でシンポ/上映予定も公開
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新聞が次々と社説で論評。大きな社会問題に。

この間、新聞が「ザ・コーヴ」上映中止問題を社説で取り上げています。社説は、あまり読まれない欄ではありますが、その新聞社の「社論」に関わるもので、社説で取り上げるというのは、新聞社としてこの問題に見解を表明したことになります。その意味で、朝日、東京、毎日、読売と次々と社説で論評を行っていることは、この上映中止問題が大きな社会問題になりつつあることの象徴といえます。主な社説は次の通り。

●朝日新聞6月14日社説「ザ・コーヴ中止 自由社会は見過ごせない」
 書き出しは「言論や表現の自由にとって、深刻な事態がまた起こった」。末尾はこうだ。「上映の『自粛』が続くことは、日本は自由社会を自任するなら恥ずべき事態である。上映館を孤立させないよう声をあげていきたい。」

●毎日新聞6月21日社説「映画『ザ・コーヴ』上映中止を憂慮する」
 書き出しは「自由な作品表現とそれを鑑賞する権利は、言論・表現の自由の核心である。今、それが憂慮すべき事態になっている」。末尾には「警察当局には、現状を把握したうえで必要ならばきちんと取り締まるよう求めたい」と、警察の取り締まりを求める一文もついている。 

●東京新聞6月21日社説「イルカ漁映画 議論はまず見てから」
 冒頭のリードはこうだ。「公的機関はもとより市民一人ひとりにも、『表現の自由』を支え、守り抜く責務がある」。そして末尾は格調高くこう締めている。「『私は君の意見には反対だ。しかし、君がそれを主張する権利は命をかけても守ろう』――十八世紀の思想家ボルテールの言葉をかみしめたい。」

●読売新聞6月22日社説「イルカ漁映画 問題あっても妨害は許されぬ」
 書き出しは「言論・表現の自由は、民主主義社会の基本だ。威圧的な抗議活動などで映画の上映を妨害することは許されない」。文中では「盗撮は隠しようもなく、手法に問題があったのは事実だろう」と作品への厳しい指摘もしつつ、「内容に問題があるというなら、上映された作品を見て、それから批判すべきであろう」と主張。
 
このほか、社説とは別に毎日新聞が6月21日付紙面に掲げた「大学にも波及 続く萎縮の連鎖」は深く詳しい良い記事だ。明治大学などの上映自粛の経緯にも詳しく触れ、和歌山太地町の地元の声も丹念に拾っている。

6月12日、上映予定の横浜映画館前で抗議団と鈴木邦男さんが激突!

yokohama
↑一人で抗議団体に立ち向かう鈴木さん(中央後姿)/手前に立っているのは長谷川支配人

6月12日午後1時過ぎ
映画館「横浜ニューテアトル」前で「主権回復を目指す会」など約30人の右派グループが横断幕や日の丸を掲げ、街宣を行いました。
東京の2館が上映中止を決めて首都圏での上映予定はこの横浜だけになったため、ここが攻防戦の最前線になったのです。

この映画館は2年前、映画「靖国」の上映中止事件の時も右翼の街宣を30回も受けて陥落、中止に至ったところ。支配人の長谷川さんはそれを後悔し、今回は絶対に上映をやめないと言明しています。
「ザ・コーヴ」上映予定といっても何週間も先の話で、この日は全く関係ない映画が上映中。午前の回を見終わって出てきたお客さんたちは、出入り口の光景を見てびっくりしたようです。危険も予想されるため、入り口はシャッターが降ろされ、午後の回のお客が入る都度シャッターがあげられるというとんでもない状況で、これは明らかに営業妨害です。

右派団体が演説を始めてすぐに、鈴木邦男さんがそのグループに向かっていったのですが、取材に来ていたマスコミを含めてそこに大勢が殺到し、もみあい状態に。警官隊の指揮者が指示を出して、待機していた部隊もそこに突進し、一瞬騒然となりました。
鈴木さんは「君たちのやっているのは、ただの弱い者いじめの営業妨害じゃないか」などと叫んだのですが、何せ相手は大音量のスピーカーを使っており、「鈴木邦男帰れー」などと大声で叫ぶために、議論にならず。鈴木さんは「堂々と出てきて、ここで1対1で論争しようじゃないか」とも呼びかけましたが、右派団体は聞く耳を貸さず大音量でシュプレヒコール。興奮して「鈴木邦男は朝鮮に帰れー」とか、わけのわからないことを叫ぶ人もいました。鈴木さんも右翼、相手も右翼で、この衝突、周囲の人には事情がわからなかったと思います。

鈴木さんは警察の制止もあって、一時、車道の反対側に引き上げましたが、街宣行動の間に何度もその隊列に向かっていき、そのつど警官隊が割って入る緊迫した状況となりました。映画館の前の車道をはさんで片側が日の丸を掲げた右派団体、映画館側の歩道には、マスコミや映画関係者、市民などがやはり30人くらい群がり、まさに対峙状態。その映画館側の真ん中に毅然として立っていたのが長谷川支配人でした。こちら側にもマイクがあれば車道をはさんで議論ができたのですが、何せ大音量のマイクが右派団体側だけにあるという状態で、彼らは一方的に自分たちの主張を演説するばかり。

ただ、市民の中には、無言で「恥ずべきは上映妨害」などと書いたボードを掲げている人がおり、これがなかなか効果をあげていました。後で聞くと、その男性の掲げたボードを隣の女性が一緒に支えてくれたとのこと。こういう市民の無言の抗議がもっと目に見える形で広がっていくことが、この騒動の根本的解決の道です。もともと抗議している右派団体だって街宣の動員が30人、電話で映画館に抗議しているのも恐らく10人くらいで、同じ人が1日に何回もかけているのです。わずか30人くらいの抗議で次々と上映が中止になっていくのは、めんどうなことを避けたいという空気がこの日本を支配しているからで、最初に中止を決めた映画館は、街宣を受けたからでなく、その街宣予告におびえて上映をやめてしまったわけです。もっとも、この中止を決めた映画館には、その後、「なぜ中止したのか」と抗議する電話がたくさんかかっているようですが。

この12日の街宣の模様は、16日のTBS「ニュース23X」が報道していましたが、この間の経緯を大変わかりやすくまとめていました。上映中止をめぐる報道は、朝日新聞とNHKがリードしていましたが、このTBSの取り組みもなかなかのものでした。ちなみに朝日新聞は14日の社説でもこの問題を取り上げていましたが、これも非常にポイントをよくついた社説でした。右派団体側はこれに抗議するとして16日に朝日新聞本社前で街宣を敢行。この日は代々木で行われた映画の主役リック・オバリーの講演会にも街宣がかけられたし、右派団体側も今が正念場として活発に動いています。(文責・篠田博之)

yokohama02.jpg yokohama03.jpg yokohama04.jpg
写真上 鈴木さんが論争を呼びかける
写真中 一時現場は混乱に陥った
写真下 市民がボードを掲げて上映妨害に抗議



『ザ・コーヴ』上映会+シンポジウム アンケート結果

6月9日の上映会で、映画「ザ・コーヴ」を見た人たちの感想を、会場アンケートから転載します。500人分全てを紹介することはできないので割愛させていただいたものもあることをご了承ください。

●45歳 男性 アルバイト
主張している考え(思想)はほとんど賛成できます。でも作品としてはアカデミー賞を取るほどには優れていると思わなかった。よかったのはあの監督(主人公)の生きざまがよく描かれていて感動的でした。
まずやはり見るべきです。見てから判断するべきです。映画館事情がよくわかりました。

●22歳 男性 学生
「火のないところに煙はたたない」。実際、イルカが殺されている映像を見たときは衝撃を受けた。また、水銀値が2000ppmも含んでいることには驚いた。事実がどうあるにせよ、もっと徹底した数値の追い込みをするべきだ。公に公開するべきだと私は考える。

●48歳 女性 自営業・学生
この映画は絶対にお蔵入りさせてはいけません!オバリー氏曰く憲法21条でうたわれているように誰もが作品を見る自由があります。森さんが自由には見せたくないというのもあるとはおっしゃっていますが、暴力の介入は許せない。まずは見てから議論しようよ!そしてその場は与えられるべきです。

●38歳 男性 会社員 
ドキュメンタリー映画としてはよくできていると思うが、単純に不快感は残った(手法として)ここまで徹底的に撮影したのはすごいと思う。言われていたほどショッキングではなかった。
まず見てから賛否両論戦わせるべきだと思います。この手の自主規制はもうやめてほしいし、レベル低いと思いました。

●29歳 女性 パート
イルカ漁のことは初めて知りました。日本の人たちにこの映画を見てもらうべきだと思います。まずは知ることから始まると思うからです。そしてそれぞれするべきか、どうあるべきか自分で考えること。私はやはりイルカがかわいそうなので反対派になると思います。イルカは知能が高い動物なので、そのイルカを殺すということは人間を殺す、ということと同じだと私は思います。生活のため、お金のため、自分のために人間を殺してもいいのか。

●28歳 女性 会社員
28年生きてきて、このような話をはじめて知りました。たくさんの問題を抱えた作品ではありますが、ゲストの方々の話でもありましたように、観たうえで初めて議論ができるものであり、そこでこの映画を本当に反日と考える人がどれだけいるのか。私は「反日」の映画ではないと感じました。

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6月9日夜、〈映画「ザ・コーヴ」上映とシンポジウム〉報告

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かなり疲れましたが、6月9日夜、〈映画「ザ・コーヴ」上映とシンポジウム〉、盛況のうちに無事終了しました。
ちょうど上映中止騒動が報道された直後とあって、7日から問い合わせが殺到。あっという間に定員を超えてしまい、9日には参加希望の問い合わせにはほとんどお断りの返事をすることになりました。

夕方6時、いよいよ開場。会場の座席は550ですが、前売券購入者400人と予約のあった報道関係者に入場してもらって、さて残った当日席の数はとみると、何と16席! その時点で会館前には当日券を求めて100人以上の長蛇の列でしたから一瞬めまいがする思いでした。いったいどうすんの?という感じでしたが、会館側にお願いし、客席には入れないがロビーでモニターを見てもらうだけならあと30人OK、と許可を得ました(でも混乱していて結果的に60人くらいがロビーに入ったようですが)。

モニターといっても音声は聞き取りにくいし、気の毒でした。帰ってもらった人はもっと気の毒で、ぜひ次回上映会をやる時はその人たちを優先したいと思いましたが、準備不足でその人たちの連絡先を聞いておくこともできず。まことに申し訳ありませんでした。
定員オーバーの来場者をどうするか、数十人も訪れたマスコミ取材にどう対応するかなど、それだけでも大変なのに、もうひとつ大変だったのは、当日、上映中止を叫ぶ人たちが抗議行動や集会妨害に出る可能性があったことでした。自販機を使用不可にしたり、会場スタッフを多数用意したり、警備態勢をとったのですが、これが結構大変でした。映画館の場合も、たぶんこういうことが大変で上映中止してしまうのでしょう。だって最悪の事態を想定していくと際限なく警備態勢をとらないといけないわけですから。
今回の集会も、急きょ、サプライズゲストで「ザ・コーヴ」の主役・リック・オバリーさんに登場してもらったのですが、楽屋への出入りの時など緊張しました。

で、上映中止を叫ぶ右派の人たちですが、結局、やってきたのは3人でした(最初からそうとわかっていれば警備態勢もやりやすかったのですが)。
うち2人は前売り券を買っていて入りましたが、1人は当日券希望で結局入れず。入場したうちの1人が上映中止を訴えるビラをまきました。言論戦でくる限りは抗議の自由も認めるのが筋ですから、話しあいをしたうえでビラまきは許容し、その代わり暴力的なことはやめてほしいと要請。ビラはかなりさばけたようで、途中で刷り増しのコピーをしに行ったりしていたので、おいおいと思いましたが(笑)。

映画を上映した後、休憩をはさんで8時50分から第2部。パネラーである森達也、綿井健陽、坂野正人、鈴木邦男、野中章弘各氏が並びました。
冒頭に配給会社のアン・プラグドの加藤社長から経過説明を受けた後、突如、ゲストとしてオバリーさんを呼ぶと会場はおーっという歓声。今見たばかりの映画の主役が突然舞台に登場するということだからかなりサプライズだったはずです。で、オバリーさんは、上映中止は残念だという説明の後、持っていたフリップのようなものを掲げました。それには憲法21条の「表現の自由」の条文が書かれていたんです。で、彼は、日本は憲法で表現の自由が保証されているはずだ、と発言。私自身は隣で聞いていて、外国の人に憲法を説諭されるというこの光景が、日本の表現をめぐる情けない状況を象徴しているようで、ちょっとショックでしたね。

さて次に森さんから順に発言してもらいました。綿井さんは前日まで和歌山県太地町に行っていたので、現地の様子を報告してくれました。坂野さんは、日本版の上映に大量にモザイクがかかっていることについての疑問を提示。鈴木さんは、こんなふうに映画を上映中止に追い込むことこそ「反日」じゃないか、と主張しました。それぞれの発言内容については、文字で書くよりも、実際に動画を見てもらった方がよいので、ぜひそちらをご覧ください。
前半はこちら
後半はこちら

終了は9時35分頃。
シンポの時間が短かったのが残念で、その割には司会がしゃべりすぎたという声が多かったので反省。
撤収に入ってからも、舞台ではパネラーに個別のインタビューが行われ、去っていくお客にもテレビや新聞のインタビューが行われるなど、会場は異様な熱気。全員が退出したのは10時頃でした。

その後、打ち上げ会場へ行くと、大勢の人が来てくれていて、まだ熱気が続いていたのですが、驚いたのは、会場に入っていた右派2人が来ていたこと。おいおいと思いましたが、まあ来てしまったから仕方なく、上映中止要求の右翼の人たちと一緒に打ち上げで酒を飲むという、まさに「ありえなーい」光景でした(笑)。

配給会社の加藤社長がたまたま打ち上げに出席できなかったので良かったですが、来ていたらどうなったか。だってあれだけ激しく対立している両者がいくら酒の席といっても和気あいあいというわけにはいかなかったでしょう。

鈴木邦男さんもまじえて右翼の人たちと議論というのは、これはこれで楽しかったのですが、ただ本当はそこで集会の総括や今後の予定を話しあおうと思っていたのに、それができず。トホホ。鈴木さんは、ぜひ今度、右翼との議論をやって『創』に載せよう!と盛り上がってました。

翌日、朝日新聞や東京新聞がこのシンポを報道、ネット系でも取り上げられていました。
特にNHKが朝7時のニュースで報道したのは反響絶大。11日にも東京新聞を始め、取り上げられるようです。
シンポ当日の会場アンケートでも、中止騒動の現実を会場に来るまで詳しく知らなかったという人が結構いましたから、議論はまだ始まったばかりです。
さて中止騒動の行方はというと、全国の映画館への電話攻勢はいまだにやまず。しかも6月12日に横浜のニューテアトルに街宣をかけるという予告がさきほどアップ(こちら)。東京の2館はこの予告におびえて上映中止を決めたのですが、上映予定の映画館にとってはいよいよ緊迫。まさに正念場です。

言論報道機関がどれだけ報道や論評を行い、世論が高まるかが恐らく流れを決めるのだと思います。この1週間が勝負どころです。

(文責・篠田博之)

映画「ザ・コーヴ」が次々と上映中止に…深刻な事態です

3日昼までは上映はほぼ行けそうと予測されていたイルカ漁批判の映画「ザ・コーヴ」だが、急転直下、緊迫した事態に至った。配給会社への街宣抗議は裁判所の仮処分が出て止まっていたのだが、今度は映画館への抗議が始まったのだ。映画館はもともと、観客の安全と興行第一だから、攻撃には弱いと見られていたのだが、やはりというか、次々と陥落。既に東京のメインシアター2館が全滅、大阪も1館が上映中止となった。

どんな抗議がなされているかというと、まず電話による集中抗議。いわゆる「電トツ」だ。そのうえにネットで今度は街宣の日時を予告する。そうすると映画館は耐え切れずに、予告された街宣予定の前夜に中止を発表する。3館とも全く同じパターンだ。街宣がある前に、おびえた映画館が「自粛」するという形である。

既に東京は全滅なので6月26日の公開はなくなったが、横浜、さらに地方にも電トツが広がっており、今後も降りる映画館が出てきそうな雰囲気だ。2年前の映画「靖国」騒動の時は、一部大阪を除いてほぼ全滅になったが、このままいくとそれに近い状況になりそうだ。もちろん配給会社も手をこまねいてはおらず、近々対抗策を打ち出すようだ。

3日夜の上映中止発表から新聞・テレビも大きな報道を展開している。朝日新聞は例えばきょう5日は朝刊で中止拡大をストレートニュースで伝え、夕刊で掘り下げた解説をさらに行うという具合。内容もかなり正確だ。NHKも第一報からかなりの扱いで経緯を報じている。

こうした報道を受けて、事態に危機感を持つ人も増えており、上映中止の映画館には「中止に抗議」する電話も入り始めているという。「靖国」の時は、報道を受けて世論が盛り上がり、新聞・テレビもキャンペーンを張ったおかげで、途中から潮目が大きく変わった。今回も攻撃は全国の映画館に拡大しており、このままでは壊滅的事態となるが、事態がどうなるかは報道の推移や世論の高まりによるといえよう。事態は進行中であり、ここ1週間で流れが決まるといえる。

こうした事態を受けて、6月9日の『創』主催の中野での上映会も申込が殺到している。
当日は、予定していた内容を変更し、冒頭で多数の表現者が顔をそろえて「上映中止に反対する会見」を行うことにした。悠長に作品の中身を論じている場合ではなくなったからだ。映画には批判的な論者も、上映を圧殺するのには反対だとしている。
マスコミの取材依頼も殺到しているが、基本的に報道関係者も一般と同じ1000円を払って入ってもらうことにする。映画上映中はもちろん撮影不可だが、会見やシンポについては取材は自由で、ネットでの生中継も行いたいと思う。

この日本の騒動は海外でも報道されているが、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞して海外ではほとんど上映された映画が、日本でこんなふうに封印されていくというのは、日本の「言論表現の自由」がいかに脆弱かを世界中に知らしめているわけだ。こんなことが前例になっていくと、問題作といえるような映画作品は事実上上映できなくなってしまう。

まだ中止を決めずにがんばろうとしている上映予定の映画館は「ザ・コーヴ」公式サイトで公開されている。
「上映をやめろ」という電話がかかっているが、今後は「がんばれ」という激励の電話も増えていくと思う。

明日か明後日にはジャーナリストや映画監督らの抗議声明が出る予定だし、週明けには様々な言論団体も意思表示を始めると思う。この1週間は極めて重要だ。

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